（鳩ヶ谷北部地域後援会ニュース「さくらの風」より）

　5月21日に出された、「大飯原発再稼働差し止め」を求める福井地裁判決が大きな反響を呼んでいます。
　判決は、ひとたび事故が起これば生存も危うくする「人格権」と、電気代などを同列に論ずることは許されないと述べ、原発の運転差し止め請求の正当性を認めています。
　また、原発の運転停止が国富の喪失につながるという推進派の主張に対しては、「豊かな国土とそこに国民が根をおろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことが出来なくなることは国富の喪失だ」と述べています。更には「原発には本質的な危険性が内在する」として、安全神話を断罪しています。
　この判決は、全国各地で取組んでいる「原発ゼロ」運動を大きく励まし、この夏に再稼働を予定していた鹿児島県の九州電力川内原発の審査も足踏み状態に追い込んでいます。.