被爆者とともに 核兵器のない平和で公正な世界を

今年の原水爆禁止世界大会はロシアのウクライナへの侵略、イスラエルのガザでの虐殺、そして核兵器による威嚇に対して、非核平和、無差別殺戮への抗議が世界各地で広がる中で開催されました。

日本の核兵器禁止条約への参加を実現させるため日本全国から集まり、核兵器のない世界を実現するために世界各国からも多くの人が参加しています。

原水爆禁止埼玉県協議会からは150人以上が広島大会に参加し、日本共産党川口市議団からも松本さちえ議員が参加しました。

似島訪問 戦争加害と被害の歴史をつなぐ

8月5日には広島市内の各地で分科会が開かれました。
この分科会では「似島少年少女のつどい」に参加しました。「似島」は広島港から4㎞の場所にあり、1894年に陸軍検疫所が置かれて以来、馬匹検疫所や弾薬庫などの軍施設が設置されて戦争に関わってきた場所です。広島に原子爆弾が投下された直後から、被爆した人々が1万人以上運び込まれたと言われているそうです。

『原爆投下直後1万人の被爆者が運ばれた島~広島市似島~』(Yahoo! JAPAN 未来に残す 戦争の記憶)

歩いて回れる小さな島ですが、森林の中に弾薬庫跡地や馬匹焼却炉などのあった場所が残されていました。
小学生もたくさん参加をし、暑い中を歩いて日本軍の行ってきたことを学び、そして戦争の犠牲になった人々の慰霊碑を訪問してきました。

戦争体験・被爆体験をされた方は高齢となり、直接お話を聞く機会はこれから少なくなっていきます。子ども達にもこの経験を語りつぎ、被爆の実相を知らせること、そして新たな戦争の加害者にも被害者にもならない社会をつないでいく必要があることを考える貴重な場となりました。

Author: ichiri